アニメシーンから三次元復元

風景や構造物を画像から三次元復元することはよくあるが、それをアニメのシーンに適用したらどうなるか気になったので試してみた。

 

用いたシーンとしては、主に引きのカメラワークのもの。これはSfMにおいてカメラパラメータが未知の場合、ラップ率が高くなければ破綻しやすくなる為である。

 

使用したSfM/MVSソフトは3DF Zephyr Free

50枚までなら無料で使用できるので、今回のような枚数が限られているケースでは非常に助かるソフトだ。

 

では、以下に実験結果を示していく。

case.1 Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- オープニング

以下の動画の0:32秒から0:34 ウルクの街

www.youtube.com

 

結果

 

case.2 『ポケモンブラック2・ホワイト2』紹介SPムービー 完全版

 以下の動画の0:20から0:21 リュウラセンの塔

www.youtube.com

 

結果

 

case.3 『ポケモンブラック2・ホワイト2』紹介SPムービー 完全版

2と同じ動画4:24から4:26(動画割愛) プラズマ団の船

 

結果

 

全体的にやや不安定ながらもモデルとしての形を成している。
また目視による主観だが、寸法もアニメと3Dモデルで差がないように思える。
これは絵自体が、遠近法を用いて描かれているから現実の構造物と同じように位置関係を求めることができたからだと考えられる。

 

次回は別のカメラワークを試してみたい。